ロサンゼルスのスタートアップ「Robomart(ロボマート)」が、レベル4自律走行ロボットRM5を発表。複数品目を同時に届け、人的配送の約70%のコスト削減を目指す。
ロサンゼルスに拠点を置くロボマートが、最新の自律配送車「RM5」を披露した。最大500ポンド(約227kg)積載可能で、10個の個別ロッカーを備えた設計により、1台で複数の注文を同時に処理できる。この方式は配達効率を高め、結果として配達1件あたりの人的コストを最大で約70%削減することを目指す。
顧客は専用アプリから注文し、配送料は一律3ドル。マーキングやサービス料、チップは不要の明瞭な料金体系を採用し、従来の配達プラットフォームに比べて遙かに低コストでの利用を可能にする。RM5は1回の走行で複数店舗から品物を集め、動的にルートを設計して効率的な配送を実現する仕組みだ。
背景には創業者アリ・アーメドの経験がある。2015年に立ち上げた英国の配送プラットフォームが、人件費の高さで採算が取れなかったことから、自動化へ向けた解を探求し続けた結果が今回の仕組み。同社は2017年創業、2020年には移動する店舗を展開する「ストア・オン・ホイールズ」モデルを試行しており、今回のRM5はその延長線上にある進化形だ。
資金調達は控えめながら、5世代のロボット開発を進める基盤を築いた。総額は500万ドル未満(報道ではほぼ400万ドル)で、Hustle FundやSOSV、Wasabi Venturesなどからの支援を受けている。今秋にはテキサス州オースティンで小売店のオンボーディングを開始し、サービスの展開が予定されている。
RM5の導入が進めば、小売業者は高い手数料に悩まされず、消費者は明瞭で安価な配送を享受できる。今後、都市部配送や小売・飲食業界において、自律型ロボットの導入が加速する可能性が高い。


