Waymo、法人向けロボタクシーサービスで企業の移動管理に革新をもたらす

Waymo

Alphabet傘下のWaymoが、企業の交通費管理に新たな選択肢を提供する「Waymo for Business」を立ち上げた。米国5都市で企業が従業員向けにロボタクシーアカウントを一括管理できるサービスとして注目を集めている。

ロサンゼルス、フェニックス、サンフランシスコ、オースティン、アトランタでサービスを開始したこのプログラムは、企業が従業員の移動手段として自動運転車を組織的に導入できる初めての本格的な仕組みだ。管理ポータルを通じて利用エリアの設定、乗降地点の指定、利用状況のモニタリング、予算管理までを一元的にコントロールできる。

現在Waymoは月間100万回以上の乗車を記録しており、サンフランシスコ、ロサンゼルス、フェニックスでは地元利用者の約6人に1人が通勤に活用している。オンライン中古車販売のCarvanaが初期顧客として導入を開始したことで、実用性の高さが証明されつつある。

空港アクセスの拡充も進んでいる。すでにフェニックス・スカイハーバー空港でサービスを提供しており、サンノゼ・ミネタ国際空港での運営許可も取得した。サンフランシスコ国際空港でも商用サービス開始に向けた試験許可を得ており、ビジネス出張需要の取り込みに本腰を入れている。

企業向けサービスの料金体系は通常のWaymo利用と同じだが、企業は従業員の利用を補助することも可能だ。プロモコードの一括購入により、顧客や取引先への配布にも対応できる柔軟性を持たせている。

今後はワシントンDCやマイアミなど、商用運営が開始される都市へも順次展開される予定だ。従来のライドシェアサービスが提供してきた法人向け管理ツールに、完全自動運転という新たな価値が加わることで、企業の交通費管理のあり方が根本的に変わる可能性がある。電気自動車による環境負荷の低減と、人件費削減による効率化の両立が、新たな企業モビリティの標準となる未来が近づいている。

タイトルとURLをコピーしました