AI企業Generalist AIが、レゴブロックの組み立てから小型部品の仕分けまで、高度な器用さを要求される作業を自律実行するロボットシステムを発表した。同社の技術は画像認識から物理制御まで一貫したAIモデルで処理される点が特徴とされる。
公開された動画では、ロボットが人間が組み立てたレゴ構造物を見ながら同じものを複製する様子が確認できる。この「ワンショット組み立て」タスクでは、4色3ピースの2×4レゴブロックを使用し、理論上約9万9千通りの組み合わせパターンに対応するという。
技術的な特徴として、視覚理解と精密制御の統合が挙げられる。システムは目の前の構造物を認識し、ミリメートル単位の精度でブロックを配置する。双手協調による複雑な操作や、100Hzの高頻度制御による滑らかな動作も実現されている。
また、異なるロボットアームへの汎化能力も示された。7軸のFlexiv Rizon 4と6軸のUR5という異なる機構で学習したモデルが、未知の環境でも動作することが確認されている。
デモンストレーションには、小型金具の仕分け、自転車チェーンロックの梱包、ネジの整理、レゴの分解など多様なタスクが含まれる。これらの作業は従来の産業用ロボットでは困難とされてきた領域とされる。
汎用ロボットの実用化に向けては、作業環境の多様性や安全性の確保が課題となるが、今回の発表は製造業や物流業界での応用に向けた重要な進展として位置づけられる可能性がある。人手不足が深刻化する日本の労働市場において、こうした技術の導入検討が進む可能性も考えられる。


