中国Xpeng、AI責任者を自動運転トップに任命 基盤モデルと自動運転の融合加速へ

XPeng RoboTaxi

中国の電気自動車メーカーXpeng Motors(小鵬汽車)は10月9日、同社のAI基盤モデルプロジェクト「World Foundation Model」を率いるXianming Liu氏を、自動運転センターの新責任者に任命した。前任のLiyun Li氏は同社に留まるという。

Liu氏はイリノイ大学アーバナ・シャンペーン校で電気・コンピュータ工学の博士号を取得し、MetaやCruiseでの勤務経験を持つAI専門家だ。2024年3月にXpengに入社以来、同社CEO兼会長のHe Xiaopeng氏に直接報告する立場でAIチームを統括してきた。機械学習とコンピュータビジョンに関する深い知見が、次世代自動運転システムへの大規模基盤モデル統合を推進する上で重要な役割を果たすと期待されている。

今回の人事異動は、2023年に自動運転部門の副総裁Wu Xinzhou氏がNvidiaに転職して以降、続く組織再編の一環となる。中国の自動車業界では、AI技術を活用した運転支援システムの開発競争が激化しており、優秀なAI人材の確保が企業の競争力を左右する重要な要素となっている。

Xpengは来月開催予定のAI Technology Dayで、大規模基盤モデルの開発進捗を発表する予定だ。生成AIの技術革新が自動車産業にも波及する中、基盤モデルと自動運転技術の融合が、次世代モビリティの実現に向けた新たな道筋を示す可能性がある。日本の自動車メーカーや部品サプライヤーにとっても、中国勢の技術開発動向は今後の戦略立案において重要な参考指標となるだろう。

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